優れた識別技術。

犯罪者の特定に大いに寄与する、画期的な技術

また、マーキングボール内に充填されている被識別剤は複数種類の成分が含まれていま。

被識別剤の構成成分としては、例えば磁気センサの役割を果たすフェライト等の磁性体、明るい場所では蓄光して暗闇で光を発する蓄光塗料、紫外光を発するブラックライト等に反応して光る蛍光塗料、および特定の香りを有する香料等の成分があります。この特定の香りを有する香料としては、例えば、訓練された犬等の動物には匂いを感じることができるが、人には匂いが感じられないといった特性を備える香料等があります。

これらの被識別剤の構成成分としては、通常人間の五感ではその存在を感じ取ることが難しいが、特定の条件が揃うとその存在を発見、識別することができるものが好ましく、このような成分を用いることでマーキングボールにステルス性を備えさせることができます。

つまり、識別対象に被識別剤が付着した場合、例えば昼間の屋外の場所等では識別対象に被識別剤が付着していることを認識することができないが、識別対象が磁気検出器や紫外光発生器の近傍を通過したとき、または暗闇の中に侵入したとき等に被識別剤の付着を認識することができたり、匂いを感じる動物等が反応したりする特性を付与することができるものです。この技術は特許申請されています。

進化する細分類の識別技術

当該識別技術は10年以上前、既に私が特許取得済である。

 マーキングボール内に充填されている被識別剤に含まれる複数種類の成分の含有率を、マーキングボール毎に変化させることで、マーキングボール発射装置とマーキングボールとを対応付けることが可能となります。

例えば、被識別剤が5種類の異なった成分A・B・C・D・Eを含んでいる場合、各成分A・B・C・D・Eの含有率をそれぞれ5水準の含有率に異ならせると(成分Aについては含有率a1~a5、成分Bについては含有率b1~b5、成分Cについては含有率c1~c5、成分Dについては含有率d1~d5、成分Eについては含有率e1~e5)、3125通り(5(成分)の5(水準)乗=3125)の異なった成分の含有率のマーキングボールを構成することができます。例えば、あるマーキングボールは被識別剤を構成する成分が「A(a1)+B(b1)+C(c1)+D(d1)+E(e1)」であり、別のマーキングボールでは被識別剤を構成する成分が「A(a1)+B(b2)+C(c3)+D(d4)+E(e5)」となる。なお、ここで、X(x1)は、成分Xの含有率がx1であることを意味しています。

そして、前記データベースには、マーキングボール発射装置1に装着されるマーキングボールの構成成分率と、そのマーキングボール発射装置に付与されている固有の識別記号とが対応付けて記憶されています。また、各マーキングボール発射装置がどの場所に設置されまたは誰が携帯しているかの情報がデータベースに記憶されています。

さらに、各マーキングボール発射装置に装填されるマーキングボールの成分含有率を、マーキングボール発射装置の配置場所や地域に応じて異ならせています。

これにより、識別対象に付着している被識別剤が充填されていたマーキングボールが、どのマーキングボール発射装置から発射されたかを特定することができるのです。

さて、発射機本体に話をもどしましょう。

当該発射機「マークペット」は非常にシンプルな構造で、炭酸ガスをパワーソースとし用いられています。

構造的にはU字構造になっており、ファイヤリングブロックが炭酸ガスに激突しガスが噴き出すエネルギーを利用して3発のカラーボールを同時に発射します、このファイヤリングブロックの先端構造も特許の一つです。

非常に賢い構造で、炭酸ガスを一気に噴き出させるシステムとなっています。

また、U字構造は、従来にない画期的な構造を有しています、アイデアの源泉はブルパップの銃器構造を応用したものであります。

三発のボールは射程距離10mでは、犯人に向けてやや拡散するように仕組まれています、そのため広範囲に識別剤が付着するので発見が容易になるのです。

また、レーザー装置が組み込まれていますので、犯人への照準補足にも大いに役立っています、誰でも簡単に当てられるというのも大いにうなずくことができます。

以上が簡単にマークペットの構造のお話でした。

このような画期的な構造を備えた「カラーボール発射機」が10年以上前に開発され、販売されたことはあまりにも世間に知られていません。

なぜならば、この「マークペットカラーボール発射機」は、特殊な機関や法人のみに販売されたからです。

特殊な、機関については、別ページにて記載いたします。